コロナ陽性
たくやかつみです。このたびコロナになりました。
累計では1000万人を超えたみたいですね。まあ報告してない人を入れるともっと多そうですが、だいたい日本人の10％が発症済みといった感じでしょうか？すみません算数は苦手です。
とにもかくにも感染者はこれからもっと増えていくと思います。第7波が終わっても絶対8がくるし9も来ます。そう思うと僕は割と早い段階でコロナを経験できたって感じです。しかもワクチン未接種。ネタが新しいうちに記事にしてみんなに読んでもらいたい。
感染者（ぼく）の情報
参考程度に僕の情報について可能な限りまとめていきます。
性別：男
生年月日：2000年9月30日
年齢：21歳
身長：160㎝
体重：50kg
アレルギー：甲殻類、喘息経験あり
ワクチン：未接種
備考：発症経路は全くの謎。中学時代に陸上で長距離をしていたので体力と肺活量には自信があった
いつも思ってました。コロナの実体験を書いてる人はそれなりにいるけどなんでみんな身長や体重。ワクチンの接種状況などを細かく書いてくれないんだろうと……
書いてくれないと自分が実際に発症した時の比較がしにくいじゃないですか。
「若いけど普通に死にかけました。コロナは舐めちゃだめだ。」といってもその人がやせ型なのか肥満なのかでだいぶ印象が変わりますし、果てはワクチンをちゃんと打ったのかも知りたいのにそこら辺の話をしてくれない人があまりにも多い。いや僕がちゃんと見てないだけなのかもしれないですが。
発症
さてここからはお待ちかね発症してからの経過観察です。
結論から言うとガチできつかった。インフルと比べると確実にこっちのほうがしんどい。そのくらいきつかった。
ただ勘違いしないでほしいのが、だからみんな「コロナはただの風邪なんかじゃないんだ！自粛しよう！」って言いたいわけではなく、運悪く拗らせるとここまでしんどいよっていう話です。実際別居中の妹も僕より少し前にコロナになりましたが妹の場合は微熱で済んだらしいですし、弟も多分僕のコロナ感染したはずですが無症状で済んでいます。多分僕も過去に何回か無症状感染で済んでいただけなのでしょう。
というわけで経過解説。
1日目
初日。日にちで言うと8月4日。動画で使うために過去の自分の描いたネームを掘り起こしてると喉がイガイガしてくる。最初はただのハウスダストかなんかと思ってました。ただ1日中イガイガしてたので、夜辺りにはこれは夏風邪かなとも思いましたが……とりあえず1日目は喉がイガイガするだけで終了。
2日目
引き続き喉はイガイガ。同時に38度の発熱。この時点ではまだ夏風邪だと思ってました。過去に普通に2度寝したら昼頃に治ったので同じノリで昼寝をするも熱は下がらず、むしろ39度まで上がって動くのがつらくなってきました。ここで初めてコロナかもしれないと感じる。とりあえず家族、職場、いろんなところに連絡したあととりあえず「コロナかも 地元名」で検索して市の指示に従う。僕の聖地神戸市の場合は抗原検査キットが無料で届くので自分で調べて自分で申請しろとのこと*1
一通り申請を終えてもう一度寝る。熱はさらに上がってついに40度を超える。
ここら辺からこの病気は寝れば治る類の病気とはレベルが違うと悟る。それに恐ろしいのが、通常の病気って寝れば熱が上がって、ある程度まで熱が上がると温度が安定して割となんとかなるんですが、コロナの場合発熱が仕事していないのか上限なく熱が上がり続けていくんですよね。
40度の熱を超えると水分やら栄養やらがものすごいスピードで消費されていくからか脱水症状で体が本当に動かなくなります。頭はめちゃくちゃ痛いし関節も痛い。体が動かなくなると言うことは栄養を摂取しに行くのも困難になります。寝ている時も寝てるというよりは失神に近いです。
とりあえずこの時点でお昼になったので無理やり体を動かして納豆ご飯と豆腐をその日は食べました。少しマシになった気がしました。起きたので意識がはっきりしてきただけかもしれませんが多分栄養を摂取したからだと思いました。コロナの場合は寝るよりも栄養補給に重点を置いたほうがいいかもしれません。
夕方になると父が帰宅しポカリと解熱剤*2を買ってきてくれました。それまで本当に死にかけていたわけですがポカリを飲んだだけで割と動けるようになりました。ポカリすげえ。解熱剤を飲むと熱は全く下がりませんでしたが失神じゃなくてちゃんと睡眠してる感じになりました。体も全く動かないから何とか動くレベルにまではマシになりました。
夕飯にうどんを食べましたがこの段階で味覚が消えました。ほんとうに味なくなるんだなぁとそんな感じでなぜかちょっとだけテンションが上がりました。正確には味覚が消えるというよりは甘味と苦味の感覚だけ感じやすくなるイメージで、同時に添加物の嫌な部分の臭いだけ鼻にくるような*3、東京喰種にでもなったような気分でした。
3日目
解熱剤を飲むとやっと熱が下がってくる。40度を超えることはなくなりました。
一時的にならお風呂に入ったり歯を磨いたりできるようにはなりました。
とはいったものの頭はまだまだ痛く、咳はでなかったものの痰が溜まって声が出しにくかったです。あと動けるとはいっても普通にしんどい。痰を出すために咳をしてみるとえなりかずき。じゃなかったかなりえずき。同時になぜか腹筋に多大なダメージを受けました。どうやら現時点で痰を出すのは相当な負担なようです。
あと体力低下の例としてさらに深刻なのがうんこで死にかけるといったもの。うんこで力むとそのまま血圧が下がったのかなんなのか意識がとびかけてあやうくトイレで失神するところでした。異常なほどの冷や汗をかいてしばらく排便恐怖症になりました。*4
あとこの日は抗原検査キットが市から届きました。
唾液のやつかと思ってたら鼻のやつでしたー ﾁｸｼｮｰ（コウメ大夫）
普通に痛かったです。が、やっぱり自分でやると入れていいギリギリのラインがわかるので正直医者にやってもらうよりはマシでした。あとそれもあってちゃんと成功するか不安でしたがなんとか検査は成功しました。陽性でした。早速写真に撮ったりして市に申請しました。
夜頃になると喉の痛みがピークに達し、とはいってもヒリヒリ系ではないのでゴクリとしない限りはほぼ問題ないのですがこれのせいで飲食が少々困難になり焦る。とはいってもこれは次の日に治った。
4日目
基本的には3日目とあまり大差はなし、下痢で失神しかけて死にかけました。
腰も痛くてまともに座れない
あとこの日から謎の口内炎が唇の上の方にできて、場所が悪かったからかこれがもうめちゃくちゃ痛い。しかも痛いわりに全然治る気配がなく、8日目くらいまで続く。コロナとの関連性は謎ですが多分コロナのせいで治るのに時間がかかった。実際症状が治まったあたりで嘘みたいに痛みがひいていった
5日目
この日もあんまり大差なし、解熱剤の効果で37度まで熱は下がったりするもののなしだと余裕で39度近くまで上がる。まったく熱が下がる気配がないのでここら辺からこれほんとうに治るのかと精神的に不安になってくる。
あと1度寝て起きるとなぜか30分くらい立ち上がれずにボケーとする時間を費やしてしまうのがなんかいやだった。例えるなら朝起きて布団から出たくなくなるあの感覚をより強くした感じ。この段階だと洗濯を干したりできる程度には回復していただけにこの謎の症状がだらけてるだけなのかこれも立派なコロナ障害なのかそこらへんがわからなくて不気味だった。
あとこの日あたりがとにかく精神的に辛かった。そもそもコロナがいつ治るかわからないし突然肺炎に発展する可能性もあるし、どの症状も後遺症でしばらく残り続ける可能性があってつらかった。あと普段あんまり食べない僕ですがこの頃はただひたすらにサイゼリヤやら王将やらでお腹いっぱい食べることばっかり考えてた。味覚がない、というより味覚障害のせいであらゆる食べ物がまずいのでとりあえずなんか美味しいのが食べたかった。
6日目
5日目とあんまり変わらない。体力の回復は感じてるけど熱が全然下がる気配がない。7日後を過ぎても熱が下がらないと療養期間延長になりますと保健所（？）のお姉さんに言われてたので割と焦る。あと自分はめちゃくちゃ治り遅い方なのではと謎の屈辱感を感じ出す。ただこの時点になると解熱剤を飲むタイミングとかをほぼ完全に掴んでたので夜は割とぐっすりと眠れた。
7日目以降
ついに熱が平熱にまで下がる。解熱剤をうまく活用してぐっすりと眠れたのがデカかったのかもしれない。
あと5日目から肉を食べ始めたからかもしれない。解熱剤の効果が切れても熱が上がることはなかったので恐らくほぼ治ったといっても問題なさそう。とりあえず療養期間いっぱいは自室でおとなしくすることにした。
まとめ
というわけでコロナ拗らせるとこんなことになるよという記事でした。
ただ最初にも言いましたが勘違いしないでほしいのがコロナを拗らせるとこうなるというわけで誰もがコロナのなるとこうなるわけではありません。微熱で済む人もいれば全く無症状の人もいますし、下手すると肺炎まで行ってガチの重症になる人だっています。
僕は幸い実家暮らしなのでなんとかなりましたが一人暮らしだとしたらほぼ詰んでたと思います。そもそも初日の喉がイガイガしてるだけの時点で解熱剤とポカリをしっかり揃えとかないと最悪救急車を呼ぶことになります。
一応保健所（？）に連絡すれば食料と薬は代わりに支給してもらえるらしいですが
個人的にワクチン打ってたらもっとマシな症状で済んだんじゃないかとも思いますが打ってても拗らせるときは拗らせるでしょうしそこら辺の話になってくるとなんともいえないなと思います。
ちなみに僕は反ワクではありません。
ただアレルギー持ちなのと筋肉注射が怖かったこと、あとコロナになってもまさかここまでしんどいとは思ってなかっただけです。ワクチンを悪く言うつもりはありません。
ただ実際に感染した身としてはやはりこれはただの風邪ではないなという感じでした。そもそもただの風邪は僕の経験上解熱剤なんかなくても寝てれば勝手に治ります。拗らせたとしても3日程度寝たきりになる程度ですが解熱剤に頼るなんてことは今までになかったです。まあこれは僕が年齢的にちょっと免疫が弱くなっただけかもしれませんが。コロナの場合はおとなしく寝るという今までの常識が全く通用しなくて普通に怖かったです。そもそも夏に流行ってるのを見て貰えばわかるように基本的にコロナに熱って言うのは効果薄いんですよね。だから領域展開で発熱したところで症状が改善するわけなく、ただひたすらに体から水分と栄養が奪われていく感じです。
個人的に感じたコロナの攻略法は、できるだけ食べて栄養を補給しつつ、解熱剤で熱が下がってきたら寝る。これが一番です。熱が上がってるときに寝ても大して効果はありません。幸い食欲は終始あり、味覚障害がつらいですが食べられないということはなかったのでそこらへんを考えると急性腸炎のほうが遥かにつらかったです。
あともうひとつ驚いたのが、コロナの鼻水が無色透明であったこと
普通の風邪の時やインフルの時って、鼻水はなんか黄色やら緑っぽい色になると思うんですが、コロナの時は完全無色でした。その代わりに粘度がすごく、特に痰なんかはこんにゃく畑みたいですごく気持ち悪かったです。あ、本家こんにゃく畑は美味しいですよ。
