たくやかつみの日記

自己顕示欲の廃棄場

個人的2022年秋の覇権アニメ

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前期はこちら↑

2022年秋*1アニメ


たくやかつみです。
今年も終わりが見えてきました。 長かったね。

1年短い言う人もいますがやっぱり1年って長いですよ。24時間を365回も周回しないといけないんだからそりゃ長いですよ。
後半3か月はAI絵が流行ったりバイト先が忙しくなったり、身の回りはがやがやしてましたが僕自身は相変わらずぱっとしなかったですね。動画も全然伸びんくなったし。

やはり僕自身ネットでの立ち回りが下手すぎる点など含めて出世運が皆無に等しいので来年はもうちょっと他人を頼っていこうと思う。
てなわけでパラサイト依頼受け付けてるのでよかったら声かけてね。

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受け身じゃなく自分から営業攻めろですと?
殺害予告はやめてください。

しょうもない自分語りはこの辺にしてお待ちかねアニメの話題に行きましょう。

てなわけで見た作品一覧。
  • 後宮の鳥
  • 機動戦士ガンダム 水星の魔女
  • うちの師匠はしっぽがない
  • Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-(DIY
  • 4人はそれぞれウソをつく
  • PUI PUI モルカー DRIVING SCHOOL(2期)
  • 僕とロボコ(視聴継続中)
  • 異世界おじさん*2
  • アキバ冥途戦争
  • チェンソーマン
  • ぼっち・ざ・ろっく!
  • モブサイコ100 III(3期)

マジ豊作

いつも通り、3話以上見た作品で完走したのは下線。毎週楽しみに見てたものは赤字です。

今期本当におもしろいアニメが多い。多すぎて忙しかったから見るの断念しただけで他クールなら普通に完走してたような作品も多かった。ガンダムとかなんか敷居が高そうで断念してしまったがまた時間があれば見てみたい。

今期はそんな中でも特によかった「アキバ冥途戦争」チェンソーマン」「ぼっち・ざ・ろっく!」について軽く紹介。
モブサイコは続編なので語りずらいのと個人的殿堂入りで長くなりそうなので割愛。
ひとつ言うとモブサイコは構成上一気見したほうがいい。
長くなりそうですがまた殿堂入りアニメをピックアップしてまとめたいですね。

アキバ冥途戦争


akibamaidwar.com

ウマ娘を世に出したP.A.WORKSとCygamesによる共同制作。とはいっても関わってるスタッフ自体はウマ娘とあんまり関係ないですが……。

内容としてはメイドとヤクザ屋さんを融合した感じ、見た目はかわいいメイドですが普通にチャカでバンバンするしドスのきいた声で恐喝したりする。全体の雰囲気はアニメ版アキバストリップを彷彿とさせる。

インパクトで売ってるところがあるのでところどころ展開が雑だったりするけど世界観自体がもうカオスなのであんまり気にならない。
毎話ボリューミーでインパクトがあり中毒性が高いジャンクフードのようなアニメ。
Cygamesの立ち回りには本当に感心させられる。

特に1話のインパクトがすごい*3かといって出落ちというわけではなく、毎回安定しておもしろいんだからすごい。最終回は「起承転結」ならぬ「転転転結」って感じで大きいものを見終わったという喪失感は個人的に今期で一番だった。

作画、音楽、脚本、演出すべてにおいて高い水準を持つ人たちが全力でアホなことしてる。とりあえず全体的にすごいアニメってことだけは伝えたい。

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チェンソーマン


chainsawman.dog

チェンソーマンおもろい

巷では賛否両論ですが個人的には普通におもしろい。ただ個人的には原作のほうがすき。アニメ版はちょっと意識が高い。
内容としては登場人物は基本ぶっ飛んだ倫理観でバンバン死ぬのに設定とか世界観はめちゃくちゃしっかりしてて、そのギャップがすごい癖になる。
個人的にこんなこと言うと信者にボコボコにされそうですが藤本タツキ先生とはめちゃくちゃ気が合いそうな気がする。ブラックジョーク好きな人は是非見てほしい。

といった感じでゴリゴリジャンクフードな作風なのですがアニメ版は監督のこだわりでめちゃくちゃしっとりとしてる。
高級レストランのシェフが最高の素材とこだわりをふんだんに取り入れたツナマヨおにぎりみたいなアニメ。デカい皿に謎ソースがぶちまけられて真ん中にぽつんとツナマヨおにぎりがある感じ。これがミスマッチと一部で過剰に叩かれてる要因。
ただ個人的にはそこまで執拗に叩かんくてもと思う。タツキ信者は敵に回したくねえ。

ただやっぱり他作品とは比にならない予算と制作委員会なし*4という異例のガチっぷりなのでそんな環境で期待を裏切るとは何事かという一部の作家崩れやらにヘイトを向けられてるちょっとかわいそうなアニメ。そう思うと真の意味での自由なんてないんだなあと思う。

たしかに人気バンドとかをふんだんに使ったEDを毎回使い捨てするのは個人的にもやりすぎだとは思うけどまあ、チェンソーマン自体はおもしろいし
制作背景とかそういう感情的な観点には流されず、そういうの抜きで作品を評価したい。

チェンソーマンおもろい。

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ぼっち・ざ・ろっく!


bocchi.rocks

今期覇権アニメ

またお前かcloverworks。ほんとなんでもできるなこの会社。

内容としてはコミュ障で陰キャな主人公「後藤ひとり」がバンドを組んで切磋琢磨するというもの。よく「けいおん!」と比較されますが、内容は全くの別物。

けいおん!」が青春コメディならぼざろは軽音楽を題材にしたスポーツモノ。

日常系として見てもキャラクターバランスがめっちゃ奇麗。日常メインは4人までの法則は割とあるかもしれない。
きらら特有の仲良し感も控えめでZ戦士並みに距離感がさっぱりしてる。
かといってサバサバしてるわけじゃなく通じ合うところは通じ合ってるので見ていて心地いい。仲間って感じがする。こういうのいいよね

今までのcloverworks作品と比べると描きこみは控えめ。ただ手抜きというわけではなくその分よく動く。実写や完全3Dなど毎回色々な映像ジャンルに挑戦してたりとかなり実験的な作風。正直きらら系は動画工房一強かと思ってたけど全然そんなことなかった。

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まとめ


今期はそうですね。1話毎にインパクトが強い刺激の強いアニメが目立った感じがします。ライブ感が強い。
チェンソーマンの映画のシーンをオマージュしまくったコロコロ場面が切り替わるOPとか使い捨てEDが良い例。
かなり短い時間で膨大な情報を埋め込まれてる感覚に脳が興奮するのを感じる。しかしそのひとつひとつに重要な内容や真意が入っているわけではない。
まさにジャンクフードのような作風。こういうのでいいんだよ。

ただそういった作風が目立った影響かモブサイコは正直物足りなさを感じた。殿堂入りとか言っときながらなんですが……
あれは逆に構成が出来すぎてて1週間待たされると煩わしい。1話おきの味が上記と比べて薄い。一気見したほうがいい。

ただぼざろはその点うまいことインパクトを与えつつ中身を埋め込んでた。
ちょくちょく実験的なお遊びカットを入れつつ、内容は結束バンドとぼっちの成長過程を見せることで筋を一貫しているのでまさにハイブリッド。
そういう点ではぼざろが一番異質であり一番現代的であったと思う。

来期は続編多めですね。虚構推理とか防振りとかそういえばそんなんあったなって感じのチョイスの続編が多い。
注目株は「コタローは一人暮らし」ですがあれは土曜朝にやってるような絵柄に対して内容が結構重いってのと放送枠が少ない点で覇権になるかは微妙なところ。
適当に一覧を見た限り直感では「トモちゃんは女の子!」がおもしろそうですがわからん。来期はマジで読めんですね。

それでは良いお年を。

 

来期はこちら↓

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*1:2022年10月~12月

*2:正確には前期延期からの再開になるため前期アニメ

*3:アニメ通ほど出落ちを疑い1話切りしてる気がする。もったいねえ

*4:要は完全自社制作なので口出ししてくる上層部がおらず自由に作られる