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2023年冬アニメ*1
たくやかつみです。
2023年が始まって3か月経ちましたが個人的には体感6か月近く経過しております。
個人的に色々挑戦しているというのもあるのですが身の回りもドタバタしていて非常に長くて濃い3か月でした。桜はいつ咲くんでしょうかね。
というわけで今期見たアニメ
- 犬になったら好きな人に拾われた。
- お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件
- もののがたり
- 齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定
- 便利屋斎藤さん、異世界に行く
- もういっぽん!
- 僕とロボコ(まだ続くっぽい?)
- トモちゃんは女の子!
- 久保さんは僕を許さない(来期に延期されたので6話まで)
- お兄ちゃんはおしまい!
思ったより……って感じ
いつも通り3話以上見た作品。全話見たのは下線で毎週楽しみにしてたのが赤文字です。前期が豊作だったので正直あまり期待していなかったのですが思ったよりおもしろい作品が多くてびっくりしました。
あと前期アニメですがこのたび水星の魔女を一気見しました。スポコンと半沢直樹を混ぜたような内容で普通におもしろかったので見てない方は見てみてもいいかもしれませんね。
普段は赤文字作品しか紹介しませんが今期は少し特殊だったので下線作品も紹介しようと思います。
というわけで「お兄ちゃんはおしまい!」「便利屋斎藤さん、異世界に行く」「もういっぽん!」の3作品を紹介していきます。
お兄ちゃんはおしまい!
今期覇権
これは文句なしで覇権でいいと思う。タイトル的に妹ハーレム系と思いきやTS(性転換モノ)作品だった。
タイトル自体はTwitterやらで聞いたことがあったので知ってたが内容はド忘れしてた。
なんなら昔同人時代にDLsiteで1話が無料で販売されてて、えっちな作品だと思って購入してたし原作読んでた。それだけにあって1話見るまで覇権だと見抜けなかったのがちょっと悔しい。
制作はスタジオバインド。無職転生作ってたところです。
スタジオバインド自体「無職転生を作るために作った」っていうやべー会社なので当然内容もヤバい。何がヤバいって作画がヤバい。作画が変態すぎる。
イカ腹はもちろんデフォルメ絵のくせに肉体の描き方がもうマジで変態。言語化できない。多少のかわいさを犠牲にしてまでガタイ大きめに制服を描いているのもガチ感あって怖いです。最高や。
cloverworksのぼざろもそうでしたが高クオリティの会社がデフォルメコメディを作るのが流行っているのでしょうか。ちなみにこの手の作品の金字塔であった動画工房*2は来期「推しの子」を作るみたいですが個人的にはまたきらら系の地位を取り戻したほうがいいと思う。まあ株主でもない素人が他社の動向にどうこういうのも野暮ですが……ダジャレじゃないです。
ただ惜しかった点としては前半はTS特有のネタで独自性があったのですがまひろが学校に転入したあたりから完全に普通の日常系アニメに路線変更したところです。
まあそれでも圧倒的変態作画なので十分なのですがやっぱり独自性は貫いてほしかった。
とはいってもこれは原作通りなので仕方ない。
便利屋斎藤さん、異世界に行く
プロローグがおもしろすぎる
異世界転生モノなのですがタイトルを冠している斎藤はそんなに活躍しない。活躍することはするんだけどメインというわけではない。絶妙な立ち位置。
群像劇モノで色々なキャラが登場するのでそれを上手に紹介するためにプロローグが3話ほどあるわけですがこれがとにかくおもしろい。斬新。
ショートコントのようなノリで各キャラクターの小話が入るので見てて飽きない。
ただ4話以降はシリアス込みの結構本格的なバトル系になるのでそれまでの作風が好きだった人にとっては拍子抜けするところがあるかもしれない。
3話までのプロローグがあったおかげで大勢のキャラクターが出ても混乱しないのは本当にうまいけど、そのプロローグが本編よりおもしろかったというなんとも皮肉な話。
いや本編もシリアスとして見れば非常に作り込まれていておもしろいんですがやっぱりシリアスになるとテンポが犠牲になってしまうので、前半の圧倒的テンポを見せつけられたあとだとそれを余計に感じざるをえないという……。立ち位置が難しいアニメでした。
ただキャラクターを覚えてもらうために前半で個々のショートストーリーの小出しにするというアイデアはありそうでなかった。非常に斬新。
監督がアイマスのキャラデザやってたからこそなのでしょうか(多分関係ない)
もういっぽん!
スロースターター
一方出だしが強かった斎藤さんに対してこちらはスロースターター。
柔道だからスロウスターターってか、やかましいわ*3
内容はシンプルで柔道漫画をかわいい女の子にやらせたというもの
ただシンプルながらも日常とスポコンの塩梅が絶妙。ただ前半は日常成分濃いめなのでゴリゴリのスポコンが見たい人には少し物足りないかもしれない。
本編自体もスポコンとしておもしろくなるのがトーナメント戦が始まったあたり、特に10話からは文句なしで個人的覇権レベルどころか殿堂入りあげてもいいんじゃないかレベルにおもしろいのですが遅すぎる。もう10話やぞ
さっきも言いましたがスポコンと日常系のバランスが絶妙なので各キャラクターがちゃんと人間として描かれてる。いや他作品も人間として描いているので何言ってるんやという話なのですが、柔道少女以外の日常系のJKとしての側面も描いてる。そこはある種伝説の傑作ピンポンを彷彿とさせる。
主人公サイドの敵にあたるキャラも不快感がほとんどなく普通に良い奴らが多い。
あとなぜかほとんどのキャラが「イケジョ」という乙女ゲーにハマっている設定がすき。こんなバケモンみたいな強豪もイケジョやってるんやって妙な安心感を感じる。クロスオーバーの法則をうまいこと活用してると思う。
まとめ
今期はそうですね。
新年だからかラブコメが多かったですね。(多分なんの因果関係もない)
あとやっぱり前半と後半で結構路線変わる作品があったので評価の難しいシーズンでした。
来期は「鬼滅の刃」「推しの子」「僕ヤバ」「薬屋のひとりごと」など強い作品がてんこ盛りでこれまた豊作の予感がしますが僕は敢えて逆張りして「事情を知らない転校生がグイグイ来る。」や「おとなりに銀河」あたりをチョイスしておきます。
推しの子は見たことありませんがなんとなく動画工房と相性が悪そうなのと
薬屋は人気でしたが個人的にはいまいちだったので(前半しか見てないですが)
僕ヤバはたしかにおもしろいですが僕が狂信している桜井のりお先生の漫画は漫画であるからこそおもしろいところがあるので、全然違う作風で仕立てないとまず無理。とはいってもそもそも原作の作風がほぼ完成されているので本当にアニメ化が難しいゆえ期待薄。てかすごい個人的な話をするとロロッロ!のほうをアニメ化してほしかった。
とまあ話が脱線しましたが来期もほんとに読めない。どれも結構いい勝負しそう
案外スキップとローファーあたりが覇権取ったりして
来期はこちら↓