たくやかつみの日記

自己顕示欲の廃棄場

連載漫画「幽霊がでた!」完結 感想&次回作の予告

完結


たくやかつみです。

実は僕漫画描いてるんですけど(6年くらい前から)このたび初めて連載作品を完結させることができました。「幽霊がでた!」っていう漫画なんですけど

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連載期間は6年で約33話です。作中の時間経過は特に考えてないですが1か月程度。

ウケますね。

今回はこの漫画を完走した感想でも語ろうかなと思います。自己満足です。

伏線


この漫画を描き始めた頃僕は久米田康治先生の「さよなら絶望先生」の影響をめちゃくちゃ受けていました。
久米田先生の作品をざっくりと説明すると基本的には時事ネタやあるあるを主軸にしたギャグマンガなのですが最終回で急展開になるのが特徴です。*1

最終回の展開とかも2話時点でほぼすべて決まっていました。なので2話は伏線の宝庫です。

ちなみにこのフードの人は霊能者さんですが当時は男設定でした。

原作者なのでネタバレすると幽霊は実は柏木という男に昔殺されていて主人公の野田くんにだけ幽霊が見えたのは過去5人の入居者で唯一柏木と接点があったため。
といった内容になっています。

30話

あとこれは普通に失敗だったんですが当時殺人罪は15年で時効だと思っていたので幽霊が殺されたのは13年前の設定でした。*2

6話

反省会


さてここからは反省会です。といっても言ってしまえば長期連載の悪いところが出たって感じですね。どうしようもない感じ。
今ならわかりますがこういう最初から全部決まってるタイプの作品って長期連載すべきではないんです。賞味期限が短いので1~3年くらいが理想。
世情が変わるっていうのもありますがなにより作者側が飽きる。人間っていうのは3年もあれば人格レベルでコロっと変わるもんですから、ある意味成長の証でもありますが当時はおもしろいと思ってても時間が経てばこんなもんかと思ってしまうものです。

本当は伏線回収は1話で雑に処理するんじゃなくて2話くらいかけてじっくりするべきだったと思うのですがその時世間では鬼滅の刃みたいなとにかくテンポのいい作品が評価される流れであり僕自身そういう作品の影響を受けていたので本当に最終章に入ってからは展開が早い。早すぎて雑。導入も雑。

後半はあからさまに後期に作った霊能者さんあたりのほうが動かしやすかったのでそっちにばっかりスポットが当たってたのも長期連載あるあるだなと思いました。霊能者さん関連の日常はもうちょい描きたかった。

ちなみに「IAI」も完全に時代に追いつかれたどころか置いて行かれそうな雰囲気がでてきているので早く終わらせるつもり。

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ご期待ください


愚痴みたいになってしまいましたが過去は水に流してこっからは次回作の話をしましょう。次回作はスポコンものにする予定です。こっち始まりから最終回までだいたい出来上がっているので2年くらいで終わらせる予定です。

ただひとつ懸念している点としてIAIも次回作のスポコンもシリアス味が強いのでギャグ枠がしばらく枯渇するって感じですかね。

ちなみに2月は新連載の準備をするので更新はIAIのみとなります。

たくやかつみの次回作にご期待ください。

*1:最近はそうでもないっぽい

*2:2010年以降殺人の場合時効はないらしい